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2021/06/14
本学大学院看護学研究科の畑 吉節未 教授が笹川保健財団の受託研究「Health Emergency における在宅看護支援の在り方に関する研究」の研究代表者として取り組んでいます。
笹川保健財団は、1974年に初代会長に笹川良一(日本財団初代会長)、理事長に石館守三をいただき、世界のハンセン病対策のために創設されました。その後、いくばくかの変遷を経て、今日、世界的なハンセン病対策と国内での緩和ケア・在宅看護の人材育成を柱とするに至っています。
今回の受託研究は、海外の紛争地域に政府から派遣された初の日本人医師として国際医療協力分野での豊かな経験を持たれ、日本赤十字九州国際看護大学学長も勤められた喜多悦子会長の強い意思のもとに、日本の在宅看護の発展、とりわけ在宅災害看護に焦点を当てたプロジェクトです。
このプロジェクトは保健医療システムが地域完結型へと移行するなかで重要な意義を持つものであり、そのプロジェクトの代表者として本学の畑 吉節未 教授が指名されました。共同研究者には前国立国際医療研究センター国際協力部長や兵庫県立大学の教授等が参加されています。
災害看護学領域で長年にわたり幅広く研究を展開してきた看護学研究科災害看護学領域の畑 吉節未教授がその知見を生かし、療養者に寄り添う在宅災害看護学の確立に向け、全国的に例を見ない先導的な研究のリーダーとして活躍されることが期待されます。
写真左から、豊田育子学園長、畑吉節未教授、河田美紀学長、石井英子副学長