岐阜保健大学

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2024/03/10

岐阜保健大学・岐阜保健大学大学院  令和5年度卒業証書・学位記授与式を挙行

007_oni_0009.JPG令和6年3月9日、岐阜グランドホテルにおいて令和5年度 岐阜保健大学及び岐阜保健大学大学院、岐阜保健大学医療専門学校の卒業証書・学位授与式を執り行いました。

式典では卒業証書・学位記授与に続き、優れた成績をあげた学生に対し、理事長賞、学長賞が授与されました。続いて、河田美紀学長から新しい門出に際し、卒業生の限りない前途を祝す式辞を頂きました。

また、岐阜県知事賞をはじめ、私立看護系大学協会会長賞、日本理学療法士協会会長賞、日本作業療法士学協会優秀学生賞など多くの関連機関から成績優秀者に表彰状が授与されました。

卒業生の皆さんおめでとうございます。今後のご活躍を心よりお祈りいたしております。

 

学園長 祝辞

本日ここに卒業証書並びに学位記を授与された皆様をお迎えし、学位記授与式を取り行うことが出来ますことを大変うれしく思います。岐阜保健大学大学院及び岐阜保健大学看護学部看護学科、岐阜保健大学医療専門学校スポーツ健康学科の皆様、ご卒業おめでとうございます。桜にはまだ少し早いようですが、春の息吹を感じさせる3月のこの良き日に多数の御来賓、御父兄の皆様そして本学理事長、理事をはじめ役員、教職員の御臨席を頂き学位記授与式を挙行できますことは本学の教職員にとりまして大きな喜びであり関係各位に熱く御礼申しあげます。

本学は創立以来54年の歴史を有しております。本学を卒業されたことを誇りにしてこれからの医療や研究に従事し社会に貢献されることを願っております。この節目に当たり一言言葉をお送りしたいと思います。この一年を振り返りますと能登半島地震の発生期から2カ月となった1日、石川県内の能登半島被災地各地では、発生時刻の午後4時10分に合わせ追悼の祈りが捧げられ教育の現場にも影響を与え校舎の破損などにより代替施設で卒業式を行った高等学校もありました。未だに多くの被災者が不自由な避難生活の中、被災者が犠牲者へ花を手向け静かに手を合わせました。能登半島地震による避難者は11,048人に上り被災者の住まい確保が緊急の課題でしたが仮説住宅の入居が始まりました。大勢の人たちが40日間の避難所生活で大変でしたことでしょう。また今月16日には北陸新幹線の金沢駅ー敦賀駅間が延伸開業し「北陸応援割」も同時開始予定で、石川県内でも小松駅と加賀温泉駅が新たな新幹線の停車駅となり観光業界の期待が高まっています。しかし、経済面では依然として厳しい状況が続いており製造業では人手が不足しております。18歳の新成人が最少の106万人で、昨年に比べると6万人減少しております。また2023年は一人の女性が生涯に産む子どもの数は1.26と昨年度に並ぶ過去最低を記録した年で少子化が改めて浮き彫りになりました。世界に目を向けますと、世界各地で続く戦争や紛争については多くの人々の命が失われていることに心が痛みます。世界の人々にとって明るい希望を持って進んでいける年となるよう祈っています。

最後に皆さんが本学で得た学問・知識や経験、指導者との出会い、生涯を分かち合える友人などは、すべてこれからの人生を歩む上での宝です。本学で学んだ学問を一つのマイルストーンとして自信と勇気と理性をもって、たくましく生きてほしいと思います。

令和6年3月9日 学園長 豊田育子

 

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岐阜新聞に掲載されました 令和6年3月10日朝刊 転載許諾済