リハビリテーション学部 作業療法学科
4年課程 共学
令和3年4月開設
高度で幅広い作業療法を学習し、人の生活に寄り添う高い臨床能力を身につける
基礎医学や臨床医療学の学びから始まり、さまざまな障がいの内容に応じた知識や技法、臨床に役立つ最新医療を学びます。
障がいを持つ人々の視点に立った援助を行う作業療法士を目指していきます。
4年制(大学教育課)はなぜ必要なのか?
「療法士に求められるニーズの多様性」
高齢化の進展に伴う医療需要の増大や地域包括ケアシステムの構築等により、療法士に求められる役割や知識等が大きく変化しています。
また、療法士の学校養成施設のカリキュラムについて、臨床実習の実施方法や評定方法が各養成施設で様々である実態から、臨床実習の見直しをはじめ質の向上が求められています。
「単位数と時間数の増加」
指定規則及びガイドラインの改正では、総単位数が93単位から101単位に増加され、理学療法士では3,120時間以上、作業療法士では3,150時間以上の講義・実習等が必須とされます。
「養成課程を4年制へ」
療法士に対する社会的期待として、医療の高度化、障がい者等の社会参加や生活支援、健常者への健康支援等と多領域にわたり、それに伴いますます対象者が拡大しています。そのため、多様な社会のニーズに対応できる療法士の育成が求められます。
これらを背景に、理学療法士協会及び作業療法士協会では養成課程の4年制化(大学教育化)を目標に掲げ、特に作業療法士協会は、作業療法士教育の最低基準にて、2022年までに 4年制に移行することをすすめています。
参考:理学療法士作業療法士学校養成施設指定規則 / 理学療法士作業療法士養成施設指導ガイドライン / 理学療法学教育モデル・コア・カリキュラム / 作業療法士養成教育モデル・コア・カリキュラム / 作業療法士教育の最低基準改正第4.1版
Pick up curriculum
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基礎作業学演習
作業療法の治療手段の1つである手工芸として、革・籐細工について基本的な知識と技術を学習します。複数の作業体験を通して、作業と健康、ウェルビーイングとの関係性、および作業分類の特徴と運動生理学・心理機能・ライフステージとの関係から活動分析を行い、革・籐細工に必要な身体的・精神的能力を知り、作業療法としての効果について考察します。また障害別に、治療的応用、制作時の工夫(自助具など)、注意事項、禁忌事項を学修します。
2年次後期(30時間)
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ハンドセラピィ学
整形外科領域の手外科に必要な上肢に関する関節運動や軟部組織の名称について理解を深め、代表的な骨折や腱損傷等の疾患・障害における手術の概要、術前・術後の評価と作業療法について学習します。また、副次的な疾患の対処法として、癒着、拘縮の症状を学び、これらの予防及び癒着・拘縮除去の方法、装具の適応について学習します。
2年次後期(30時間)
ここにしかない、実践力実習
理学療法士・作業療法士が関わる対象者の多くは、病気や怪我等により障害を患ったことで日常生活が不自由になった方です。
その対象者には、それぞれに人生があり、夢や願いがあります。岐阜保健大学リハビリテーション学部(仮称)では、病気や障害からの回復を支援するだけでなく、対象者の「その人らしさ」の再獲得再を目指す「実践力」のある療法士の養成に力を入れます。